コンフェデレーションズ杯はネイマルーによるネイマールのための大会だった
昨日、やることが山積みなのに早めに帰って、コンフェデの決勝を観ました。
決勝戦は生放送ではなかったのでブラジルが3対0でスペインに勝ったということは知っていたのですが、どうしても無敵艦隊がどのように撃沈されたのかをみたくて、ゼミの資料作成そっちのけで帰って観ました。ええ、観ましたとも。
というか、なぜに3位決定戦は生放送で、決勝が録画なのかという?そんな疑問はさておき、ブラジルが3対0で勝ったのもうなづけるゲーム内容でした。
ブラジルは中3日、スペインは中2日、そしてブラジルのホーム、長距離移動や暑さなど、スペインにとっては不利な状況という感じらしいのですが、それにしてもブラジルの強さは際だっていたと思います。
特に、あの守備が自分は賞賛に値するのではないかと思います。ブラジルと言えば、その攻撃力が注目されますが、この決勝では守備の硬さが際立ったのではないかと。
前線から中盤にかけてのハイプレッシャーは脅威そのもので、しかも非常にバランスが取れた守備だったと思います。常に、ブラジルの選手がスペインの2選手をみれる位置に立ち、どちらにパスが出てもプレスを掛けられる立ち位置にいたのが印象に残っています。そして、徹底的にスペインの中盤に入ったらシャビ、イニエスタをつぶしにかかり、なおかつボールを奪取する。奪取した後は、素早く攻撃に転じるという一連の流れがもの凄くハイスピードで、思わず「あぁ~、これは勝てないはー」って呟いていました。
この守備における徹底が試合終盤まで維持されていたのは、ブラジルに守備のイメージがない自分からしたら「おいおい、どうしたブラジル、別の国か」という感想を持たざる得なかったです。
まあ、攻撃に関しても個人の能力が高くて魅力的なサッカーだったと思います。そんなブラジルの中でも、ネイマールは別格だと思いました。もう何なんでしょうかねあのブラジル人。止めるの無理でしょ。ノンストッパブルだろと。ピケが足出して止めざる得なかったのも、そのことを物語っているような気がします。
元気いっぱいのブラジルに対してスペインは、コンディションが悪いせいか、グダグダ感が否めませんでした。いつもなら、選手間の距離がもっと近い印象だったんですが、シャビやイニエスタに入っても、距離が遠く、スペインの強みの小気味良いパスが繋げず、ブラジル選手に群がられ、ボールを失う場面が多かったように思われます。
統率がとれたなかでの派手なショートカウンターを、意図も簡単にゴールに繋げられる今のブラジルを、倒せる国はあるんでしょうか?
というよりも、キレキレのネイマールを止めることができる国があるのでしょうか?
観終わった後に、どう戦ったら勝てるのかなとか、ネイマールどう止めたらいいのかなとか考えてたんですけど、全く思いつきません。もうね、世の名監督がどう攻略するのかが楽しみです。
一日でいいからネイマールになって、サッカーしてみてーと節に思った、コンフェデ決勝でした。
ネイマールにもし会えたら、
「一日でいいから、その体交換してくれない?」
と流暢な日本語で拝み倒し、もし仮に交換することができたなら、かわいい子をはべらせたいと思います。